強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)
プログラム及びスケジュール
プログラム及びスケジュール
1 日目
受付 9:30 ~ 10:00
10:00 ~ 10:10
10:10 ~10:40
【講義】強度行動障害の理解Ⅰ
「強度行動障害の状態」
「強度行動障害が起きる理由」
「支援の基本的な考え方」
「強度行動障害の理解Ⅰ」では、基礎研修の入り口として、強度行動障害とはどのような状態なのか、なぜそのような行動が起きるのかを学びます。
強度行動障害とされる行動を、本人のわがままや問題行動として捉えるのではなく、障害特性や環境との関係から理解することが重要です。本講義では、「強度行動障害の状態」「強度行動障害が起きる理由」「支援の基本的な考え方」を通して、支援者として必要な基本的視点を確認します。
10:40 ~ 11:40
【講義】強度行動障害の理解Ⅱ
「障害特性の理解」
「強度行動障害の理解Ⅱ」では、基礎研修の中心的なテーマである障害特性について学びます。
強度行動障害の状態にある方々の多くは、自閉スペクトラム症などの障害特性を有しており、その特性が行動の背景に関係していることがあります。本講義では、見通しの持ちにくさ、コミュニケーションの困難さ、感覚の特性、変化への不安、こだわりなど、本人を理解するために必要な障害特性の基本を確認します。
昼食休憩 11:40 ~ 12:40
12:40 ~ 14:40
【演習】強度行動障害の理解Ⅲ
「困っていることの体験」
「困っていることの体験」では、講義で学んだ障害特性について、自閉症の方々の立場に近い形で体験し、理解を深めます。
見通しの持ちにくさ、情報の分かりにくさ、感覚刺激による負担、コミュニケーションの難しさなどを体験することで、本人が日常生活の中で抱えている困りごとに気づきます。本演習では、体験を通して、支援者として必要な配慮や工夫を考える視点を養います。
14:50 ~ 16:20
「支援のアイデア」では、障害特性に基づいた支援の具体的な工夫について学びます。
自閉症の方々への支援では、本人が目で見て理解できる環境を整えることが大切です。スケジュール、手順書、絵カード、写真、実物、場所の構造化などを活用し、見通しを持ちやすく、安心して行動できる支援を考えます。本講義では、本人の特性に合わせた支援のアイデアを学びます。
休憩 16:20 ~ 16:30
16:30 ~ 17:30
【演習】基本的な情報収集
「行動を見る視点」
「基本的な情報収集Ⅰ」では、強度行動障害のある方の行動をどのように捉えるかについて学びます。
本人の困りごとや障害特性は、行動として表面化することがあります。本演習では、「行動を見る視点」をもとに、さまざまなワークシートを活用したフレームワークに沿って、目に見える行動を客観的に整理します。その上で、どのような障害特性が行動の背景にあるのかを考える視点を学びます。
フリー相談会 17:30 ~ 18:00
2日目
9:30 ~ 9:40
9:40 ~11:10
【演習】特性の分析
「特性の把握と適切な対応 」
「特性の分析」では、「特性の把握と適切な対応」をテーマに、さまざまなワークシートを活用しながら氷山モデルを完成させます。
表面に現れている行動だけでなく、その背景にある障害特性や環境との関係を整理し、本人にとって必要な支援を検討します。本演習で行う特性の分析は、支援手順書に記載された内容を理解し、現場で適切に実行するための基礎となります。
休憩 11:10 ~ 11:20
11:20 ~12:20
【講義】チームプレイの基本
「チームプレイの必要性」
「チームプレイの基本」では、自閉症の方への支援において大切な、チームで一貫した支援を行うための基本を学びます。
支援者によって対応が異なると、利用者の混乱や不安が大きくなることがあります。そのため、職員間で支援方針や関わり方を共有し、統一した支援を行うことが重要です。本講義では、情報共有、役割分担、支援手順の確認など、チームで支援する上で必要な視点を確認します。
昼食休憩 12:20 ~ 13:20
13:20 ~14:20
【演習】チームプレイの基本
「支援手順書に基づく支援と記録の体験 」
「チームプレイの基本」では、「支援手順書に基づく支援と記録の体験」をテーマに、実際の支援ツールを使いながら、支援手順書に書かれている支援を実施してみます。
手順書に沿って支援を行うことで、チームで統一した支援を提供することの重要性を確認します。また、支援を実施した結果を記録し、共有することの大切さについても体験を通して学びます。
休憩 14:20 ~ 14:30
14:30 ~15:00
【演習】実践報告
「実践報告」では、強度行動障害のある方への支援について、実際の現場での取り組み事例を紹介します。
講義や演習で学んだ障害特性の理解、行動を見る視点、氷山モデルによる分析、支援手順書に基づく支援が、現場でどのように活用されているのかを確認します。実践事例を通して、チームで統一した支援を行うことや、記録をもとに支援を見直すことの大切さを学びます。
15:00 ~16:00
【講義】強度行動障害と虐待防止
「強度行動障害と虐待防止」では、強度行動障害のある方への支援において、虐待防止の視点がなぜ重要であるかを学びます。
本人の障害特性や行動の背景を十分に理解しないまま対応すると、叱責、制止、身体拘束などの不適切な関わりにつながるおそれがあります。本講義では、行動を本人の困りごとの表れとして理解し、本人の尊厳と権利を守りながら支援するための基本的な視点を確認します。
16:10 ~17:10
【講義】家族の気持ち
「家族の気持ち」では、強度行動障害のある方を支えてきた家族の思いや経験について理解を深めます。
家族は、本人の生活を長く支えてきた存在であり、不安や葛藤、困りごと、本人への願いなど、さまざまな思いを抱えています。本講義では、家族の立場を理解し、これまでの歩みを尊重しながら、本人と家族を地域の中で支えていくための支援者としての姿勢を考えます。
フリー相談会 17:10 ~ 17:40